君が
あの日の君のために書いた
宛名のない手紙は
何度も濡れて、乾くたびに
今では筆圧さえたどれない
干からびて黄ばんだ
便箋の
罫線に刻まれた
嘘っぱち
乾いた筆跡を
指先でなぞり
幾日、幾夜
おまじないの言葉を
そらんじて
君が唱えた
おまじないの数だけ
感傷的な神様が
幸せを約束してくれるとでも
きっと
あの日の君は
そう思ったんだね
さようなら
さよなら、センチメンタル
君が
あの日の君のために書いた
宛名のない手紙は
何度も濡れて、乾くたびに
今では筆圧さえたどれない
干からびて黄ばんだ
便箋の
罫線に刻まれた
嘘っぱち
乾いた筆跡を
指先でなぞり
幾日、幾夜
おまじないの言葉を
そらんじて
君が唱えた
おまじないの数だけ
感傷的な神様が
幸せを約束してくれるとでも
きっと
あの日の君は
そう思ったんだね
さようなら
さよなら、センチメンタル